第25回日本低侵襲脊椎外科学会学術集会

第26回栃木県理学療法士会学術大会

会長挨拶

 この度、第25回日本低侵襲脊椎外科学会学術集会を2022年11月17日と18日の2日間、京都市で開催いたします。

 日本低侵襲脊椎外科学会は、脊椎脊髄病学の中でも特に低侵襲手術を専門とするメディカルスタッフを含めたさまざまな分野の方々が、日本全国から一堂に会する学会です。会期中は、基礎から臨床に至るさまざまな低侵襲脊椎手術の最先端について討論いたします。また、本学会の特徴は、最小侵襲の内視鏡手術はもちろん、通常の脊柱変形の矯正術などの大侵襲手術の低侵襲化まで幅広い領域をカバーすることです。

 第25回の学会テーマを“新しい価値の創造”としました。近年の世相に伴い価値観の変容は大きなものとなりつつありますが、普遍的なものや新しいものが混在する中でそれぞれによりよい対応を考えていくことが大切です。今回は特に“Lifelong spine care” という観点で治療を考え、新しい価値を探ってみようと思います。患者さんの長い人生を視野に入れた治療プランやケアプランを考えるうえで、多くのバリエーションを持つ低侵襲脊椎外科は大きなポテンシャルを持っています。幅広い視点から議論が深まることを期待しています。

 広く長期にわたる視野を持って開発を行っている企業の力もお借りしながら、これからの社会をリードしていけるような講演、セミナー、シンポジウム、パネルディスカッションなどを企画しております。

 COVID-19による不穏な時期が続いておりますが、現地開催を目指して準備を進めて参ります。多くの先生方と秋の京都でお会いできることを楽しみにしております。

第25回日本低侵襲脊椎外科学会学術集会
会 長 八田 陽一郎
(琵琶湖大橋病院 整形外科)